はじめに

アトピー性皮膚炎

主な症状

ビオチン

最近の傾向

皮膚バリアの障害

食物とアトピー性皮膚炎

日常生活での注意事項



「なっちゃんとおやつ」

アトピー性皮膚炎を理解していただくために

国立療養所秋田病院内科
前橋 賢

はじめに

 アトピー性皮膚炎は非常に多い病気であり、大きな社会問題になっています。この病気が治りにくく、患者さんがどんどん増えているからです。原因として生活環境や食生活、ストレス、あるいは自律神経失調症などさまざまなことが考えられてきましたが、特定されるものはありませんでした。また、適切な治療法も確立されていませんでした。そのために、患者さんだけでなく、ご家族も一緒になって苦しまれ、悩まれています。
 わたしは内科医の立場から、これまでアトピー性皮膚炎について研究し、患者さんたちの診療に携わってきました。診療後、患者さんたちにこの病気がどのような病気なのか、また、どのように治療すれば治るのかについて説明してきました。さらに、患者さんたちがこの病気について十分に理解されるように質疑応答もしてきました。そして、患者さんたちはみな健康を取り戻されています。
 今回、最上谷さんがアトピー性皮膚炎とはどんな病気かを皆さんに知っていただくためのホームページに絵本作りを企画され、作製されました。わたしもその趣旨に賛同しまして、患者さんはもとより、多くの方々にこの病気についてご理解いただくために、患者さんにおこなっています病気の説明を要約しました。


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